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2020年11月

2020.11.06

管理職の仕事

こんにちは、アヴァンティのKRです。

先日、ネットを見ていたら
「私は在宅勤務で、業務開始時間の朝9時に出退勤システムに出勤の打刻をしないといけないんだけど、今日はうっかり打刻を忘れていたら、9時を数分過ぎた頃に上司から「何をしてるんだ、今日は休みなのか」と電話がかかってきた」
という話が書いてありました。

これを読んで私は「この上司は暇なんだろうか?」と思いました。

とはいえ、世の中の在宅勤務を実施している会社では

自宅で仕事をするために社員に貸与するパソコンにはクライアント管理ソフトウェアを導入している

↓つまり

デスクトップの表示内容やキー入力の内容を監視している
内蔵カメラで定期的に写真撮影して勤務状況を監視している

ということがおこなわれていたりしますよね。

上司が自分のパソコンで、部下のパソコンのデスクトップ画面やカメラ画像を見ている訳ですよ。
益々「上司って暇なんじゃないだろうか?」と思えてきます。

まぁ、上司的には「会社からそうしろと言われているからやっている、これは仕事なんだ(思考停止)」といった所なんでしょうけれども。

一応、管理職の仕事は「部署や部員の管理」ですので、「部下にきちんと仕事をさせる」というのは間違ってはいないのですが、だからといって

部下が今、何をしているのかをジーっと見ていることが仕事なのか?

という話ではありますよね。

本来、上司がやるべきことは、「方針を定めて部下に業務を指示する」「部下が自分の業務に集中できるように環境を整える」ことであって、サボらないように監視することではないと思います。
やるべきこと、やらなければならないこと、の趣旨がズレていますよ。
そんなことをしている暇があるなら、一円でも多く利益を上げるためにどうするかという戦略的思考とその実施に手間暇時間を使って欲しいものです。
そもそも、部下をジーっと見ていたって一円にもなりはしないのですから。

日本の会社は生産性が低いと言われてあれこれ議論されていますが
「監視していないと社員はサボって仕事をしないから、一日中社員を監視していなければならない」
「社員が仕事をしているかどうか監視できないから、在宅勤務には反対だ」
とか言ってしまう人間が社内に存在している段階で、その会社の生産性なんて議論するだけ無意味ですよ。
そんな人間が経営陣や管理職をやっている時点で、その会社の生産性が低いのは火を見るよりも明らかですから。

会社の仕事なんて、端的に言えば「あなたの仕事はこれですよ、これをやって下さい」というのをハッキリさせておけば良いだけなんですけどね。
そうすれば、やることをやっているか、やっていないか、白黒ハッキリしますので、別に監視する必要などありません。
勤務時間も、何時に始めようが、何時間だろうが、任されている仕事をキッチリ熟しているのであればどうでも良いです。
私はそう思っています。

余計なお世話だとは思いますが、「監視していないと社員はサボって仕事をしないから、一日中社員を監視していなければならない」とか言ってしまう人が居るような会社にお勤めの方は、早く会社を移った方が良いんじゃないでしょうか。
そんな会社には絶望しかないですよ。
ただまぁ、そういう環境が好きだという人は、その会社で頑張れば良いと思います。
将来的には「部下をジーっと見る役」になれるかもしれませんね。

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